企画展 “Living with Photography”

企画展 “Living with Photography”

「Living with Photography」 – 写真とともに生きる –

– 生きにくい人生でも写真があればやっていける 写真とともに生きる人たちの逞しい現実検討能力-

2012年 4月17日(火)~ 4月29日(日)

1:00PM~6:00PM/ 入場無料

会場:インスタイル・フォトグラフィー・センター

主催: Living with photography展実行委員会      後援: JPADS

住所: 東京都港区南麻布5-2-9 東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 徒歩7分

インスタイル・フォトグラフィー・センター(IPC 東京広尾)は、ライフワークとして写真作品に取り組んでいる男女7名によるグループ展「Living with Photography」(写真とともに生きる)を開催いたします。本展は本格的な写真アーティス トを目指す写真家を紹介するIPCプロジェクトの一環として行われます。

参加しているのは30歳代から50歳代の男女の写真家たちです。彼らが若かった90年代以降は「自己らしさ」の追求 がもてはやされた時代でした。多くの人が、社会が変わりそうな予感を感じ、自分の能力を活かせる好きな仕事を探し求めました。しかし21世紀が10年以上過ぎた今、現実は理想とは違っていたことが明らかになってきました。自由に生きる前提には経済成長があり、低成長時代にはライフスタイルの多様性や自分の創造力を生かす仕事などありませんでした。社会に出れば、人は誰でも単なる労働力だったのです。

本展に参加した写真家たちも自分の未来像と現実とのギャップに悩んだ人たちです。みんな前向きに生きてきたものの、いったんは壁に直面し苦しんだ経験を持っています。そして彼らは同じく写真活動を通して、もう一度人生と積極 的に向かい合うようになったのです。そのきっかけは撮影を通して獲得できた冷徹な現状認識です。それは理想と違う 現在を嘆くのではなく、今できることに集中するということ。ネガティブな現実をポジティブにとらえる姿勢です。参加者 各自の撮影対象は様々です。しかし、彼らはみなカメラを通して、世界に新たな視点を見つけ出すとともに、その行為 に喜びを見つけだしています。写真パワーなどというと大仰ですが、彼らにとって、写真撮影は日常生活で自らを客観 視するきっかけを作ってくれるとともに、非日常の対象を求める行為なのです。ここに集まった7名の写真家たちは、み な写真があれば現実社会で自分を見失うことなく生きていけると信じているのです。

「Living with Photography」(写真とともに生きる)は、今が生きにくいと感じている多くの人にご覧いただきたいグ ループ展です。私たちは結局社会の中で生きていくしかありません。参加者のように、写真世界を通して現実を見ること ができれば多少は生きやすくなるかもしれません。ぜひご高覧ください。

参加写真家

濱田 トモミ、猪俣 肇、金子 典子、木戸 孝子、南 しずか、大橋 英児、斉藤 秀之

プロフィール

●濱田 トモミ HAMADA, Tomomi

北海道生まれ。2004年写真家渡部さとる氏のワークショップ「WS2B」を受講。以後、自己表現の手段として本格的に写真を始める。現在は写真家白岡順氏のワークショップ「カロタイプ講評講座」を受講中。個展に、2007年「夜を往く」(Roonee247 Photography/東京)、2008・2009年「滅びるように出逢いたい」(ギャラリー ゑいじう/東京、ギャラリー たぴお/札幌)、2010年「夜を往く2010」(フォトギャラリー ウエスト・フォー/札幌)など。

●猪俣 肇 INOMATA, Hajime

1975年神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科博士課程前期(土木工学)修了。2003年より独学で写真を学び、写真家横木安良夫氏の主宰するAYPC(Alao Yokogi Photo Club)に参加。エンジニアとしての仕事の傍ら写真活動に取り組みグループ展などで発表している。

グループ展に2011年「AYPC写真展:dearly days」(In Style Photography Center/広尾)など。

●金子 典子 KANEKO, Noriko

1970年群馬県生まれ。1993年、プロラボ、ラボテイクに入社。1995年よりプリント担当。2000年より

プリントワークショップを開催。個展に2006年「光と水と凪の心」(DAZZLE/北青山)。清里フォトアートミュージアム「ヤング・ポートフォリオ」選出 (1999年)

●木戸 孝子 KIDO, Takako

1970年高知県生まれ。大学卒業後、日本においてプロラボ勤務を経てフリーフォトグラファーとして独立。2002年渡米、2003年International Center of Photography(ニューヨーク、アメリカ)卒業。

その後、ウェブマガジン・ニューヨーク特派員、B&Wプリンター、リタッチャー、高知新聞への連等を行いながら、自身の作品制作、発表を行う。2008年帰国。現在は宮城県仙台市に在住し活動中。

 ●南 しずか MINAMI, Shizuka

1979年東京都生まれ。東海大学航空宇宙学科卒業。大学卒業後渡米。International Center of Photography(ニューヨーク、アメリカ)フォトジャーナリズム、およびドキュメンタリー写真1ヵ年プログラム卒業。日本、アメリカを拠点に世界各国で活動を展開。グループ展に2010年「Action」(社団法人日本外国特派員協会/有楽町)。清里フォトアートミュージアム「ヤング・ポートフォリオ」選出(2007年、2009年)

●大橋 英児 OHASHI, Eiji

1955年北海道に生まれ。独学で写真を始める。1984年から2006年まで、ネパール・チベット・シルクロードを撮影。2010年より本格的に作家活動を行う。個展に2011年「Roadside Lights -路傍のともしび」(In Style Photography Center/広尾).

●斉藤 秀之 SAITO, Hideyuki

1960年東京都生まれ。2002年より本格的に写真を始める。2003年、ロゴスファクトリーに参加。個展に2006年「約束の光景」(フォト・ギャラリー・インターナショナル/芝浦)