プリントの上達法はありますか?

『プリントは短期間で体得すべし』というのが私の持論です。私は写真の販売や展示を専門にやってきたので、直接、プリントの指導はしていませんが、いいプリントはたくさん見てきているので、いいプリントはわかります。最近は白黒ファインプリントのビューイングと作品制作のワークショップをやっていますので、プリントの上達についてはこのように考えています。

プリントというのはダラダラとやっても不思議と上手くならないもので、短期間に体にたたきこむ、つまり見極める目をつくることが大事だと思います。

フラットな調子の中にコントラストをつくること、物全体の質感的なコントラストをポイントとして押さえることなど、集中的にプリントのコツをつかむと、プリントは格段に上手くなるはずです。

どこか天才的なところがあって、パッといいプリントを焼ける人もいますし、何枚も楽しみながら焼く人もいます。そういう人は時間や経験の積み重ねのイマジネーションを、プリントの中で膨らませているのでしょう。面白いものです。

写真の内容というのは年齢とともに成熟していきますが、プリントは写真家としての基本です。ぜひ早いうちに習得して、いい作品をたくさん作ってください。

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