冨田 祐幸 TOMITA Hiroyuki 「川と道と」

冨田 祐幸 TOMITA Hiroyuki

1956年、福岡県に生まれる。東京デザイナー学院中退。1983年、フリーランスとなる。同年より、写真家石元泰博氏に師事。1995年、NHKスペシャル「故宮」プロジェクトにスチール班として参加。

冨田 祐幸 Hiroyuki Tomita 略歴

1956年、福岡県に生まれる。東京デザイナー学院中退。1983年、フリーランスとなる。同年より、写真家石元泰博氏に師事。1995年、NHKスペシャル「故宮」プロジェクトにスチール班として参加。

個展

1984年 『台東の手功人たち』(キヤノンサロン)、1989年 『下町の中で…』(キヤノンサロン)

連載

1996年 連載「国宝建築を見にいこう」(日本ダイナースクラブ会員誌『SIGNATURE』)

1998年 連載「川」(建築資料研究社『造形』

 

『川と道と』

東京、大阪の川。

国道6号線を北上して福島の浜通りから

3.11以降に石巻、女川に至る道。

1994年頃から現在まで、折々に撮影

を重ねてきました。

川と道を見つめているうちに

川は道のように。

道は川のように見えてくるのでした。

ふつふつとこみ上げてくる思いは、

景観の中に必然はあるのだろうか?

川は流れているのだろうか?

道は歩めるのだろうか?

大量生産は幸福か?

といった、何層にも連なる疑問。

それと…

形あるものは消え、見えないものは現れる。

確かなものなどどこにもない。

光と影、うつろいと現実。

流れる水と行き交う人は、とどまって安住するところはない。

…時より現れる断片的な言葉。

わたしたちの日々の思いは川と道に映しだされてしまうのだろうか。

冨田祐幸